認知症の周辺症状(BPSD)の緩和と予防に鍼灸治療

厚生労働省の報告では、2012年の時点で65歳以上の7人に1人の割合で認知症を発症し、2025年には、実に4人に1人の割合で発症すると推測されています。

当院では、認知症の周辺症状(BPSD)に対して、以前より鍼灸治療を行ってきましたが、これから、もっと鍼灸の活躍する場面が多くなると思われます。

認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)
認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)

鍼刺激と脳の血流に関する最新の研究では、四肢や顔の皮膚を擦過鍼(さっかしん)で刺激をすると脳の神経機能が活性化して脳の血流が良くなる事が分かってきたところから、鍼刺激は認知症の予防の可能性があると考えられています。

 

また、臨床の場から、鍼灸治療により認知症の周辺症状(抑うつ状態、依存、不安、攻撃的行動、幻覚、妄想、睡眠障害、徘徊)が緩和するケースが報告されていて、認知症の予防や緩和に期待されています。患者さんの周辺症状が緩和することで「ご家族の介護の負担の軽減」や「介護がスムーズい受け入れてくれるようになった」などの声もいただきます。

 

当院でも、認知症の周辺症状の緩和と予防の目的で新しいメニューを設定いたしました。みなさまのご予約お待ちしております。 

 

認知症の中核症状とは、脳が破壊されて起きる症状のこと。認知症の周辺症状(BPSD行動・心理症状)とは、周囲の環境と本人の性格が関わり起きる症状のこと

治療内容について

治療は、写真の鍼灸用具を使い、脳の血流を促す目的で体のツボを刺激します。置き針は、鍼先が皮ふに刺さらない凸形状で衛生的です。安心して治療を受けていただけると思います。

ローラー鍼
ローラー鍼

皮ふの上を「コロコロ」転がして刺激をします。腕や足、背中、頭、顔を刺激します。

温灸器
温灸器

太いお線香を温灸器の中に入れて先端の温まった金具で、皮ふを擦ったり、押したりして温めます。

置き鍼
置き鍼

シールーの先端に、粒子が貼ってあります。粒子の押圧効果でツボを刺激します。(皮ふの中には刺さりません)


刺激部位の説明図

は刺激部位

刺激部位の説明図

は刺激部位


鍼灸刺激の効果があらわれると、表情が穏やかになりリラックスした状態になります(個人差があります)そのまま、眠ってしまう方もいらっしゃいます。効果の持続時間は、個人差があります。継続的な(1~2週に一度のペース)治療をおすすめします。ご家族の方にも患者さんにできるケアを指導しています。(併用することで効果の持続しやすくなります。)

 

認知症周辺症状の針灸治療について

ご予約・料金

料金 1000円(税込)訪問針灸も行っています。ご相談ください。(往診料別途加算)
内容 ローラー鍼、温灸、置き針を使った周辺症状の緩和と予防
時間 30分程度
予約の仕方 ☎03-3694-1371お電話にてお願いいたします。

※背中やお腹も施術をしますので緩めの服装でご来院ください。