ばね指・手首の腱鞘炎

ばね指腱鞘炎の図

 

 

手首~指の腱の炎症による疾患です。症状のある部分により病名が変わります。

 

当院では、症状の緩和を目的に、鍼灸を中心にJRC(関節可動回復矯正法)などを併用した施術をしています。

 

お困りの方「一度、おためしください。」お気軽にご相談お待ちしております。


ばね指・手首の腱鞘炎

ばね指の好発部位

ばね指の好発部位

腱鞘炎の好発部位

腱鞘炎の好発部位


 ばね指や手首の腱鞘炎は、手の作業が多い方や、更年期の女性に頻度が高い症状です。また、リウマチや糖尿病をお持ちの方にも起こりやすい症状です。

 

特に、ばね指が進行して指が完全に動かなくなると指の関節も固まってしまうこともあります。その場合、手術の適応になります。(症状が重度の場合は整形外科の受診もすすめています。)

 

当院の臨床経験から、ばね指は手首の腱鞘炎より治りにくい症状だと思われます。

症状と原因

腱鞘炎の図

手首や指を曲げ伸ばしすると痛い!。症状が進むと、腱と靭帯が肥厚して手や指の可動制限や痛みが強くなります。ばね指の場合は、弾発現象も伴います。

 

手や指にある腱と靭帯(腱を押さえる鞘のような役割をしている靭帯で腱鞘と言います)の部分で疲労が蓄積したことにより、腱と靭帯(腱鞘)の柔軟性が低下して腱と靭帯(腱鞘)の間で摩擦が強くなり炎症がおこります。ばね指の場合は、指を動かすと腱の引っかかりにより「ガクッ」とした弾発現象が発生します。


当院での治療法

指、手くび、肘の施術ポイント

肩、背中施術ポイント


治療は、疼痛の緩和を目的に、浅めの鍼、ローラー鍼や温灸を疼痛部の腱や靭帯の周囲、ばね指や腱鞘炎の症状に関連すると考えられる肩や背中のツボにも施術を行っています。また、必要であればJRC(関節可動回復矯正法)も指や手、肘関節に施術を行います。

 


症例 70才 女性 右手ばね指

症状

一年前位から右手のおや指の付け根に痛みがあった。昨日、段ボールをハサミで切ったら、おや指の痛みが強くなり指を曲げたり伸ばしたりすると「カクカク」して痛い!

 

治療と経過

おや指の付け根にローラー針をかけました。手~肘~肩の関節も硬いのでJRC矯正をかけました。肩こりや胃腸も疲れ気味とのことなので全身も調整して体の回復力も引き出しばね指の症状回復をうながします。治療後痛みが半分くらい良くなったとのことでした。その後2回ほど同じ治療をして痛みがなくなり治療を終了しました。 

 

 

ばね指施術の図

JRC(関節可動回復矯正法)

温灸器ローラー鍼

ばね指

JRC(関節可動回復矯正法)

温灸器ローラー鍼



ばね指、手首の腱鞘炎は人によって症状の程度も違い効果も個人差があります。腱の炎症や痛みの程度により「ローラー針や温灸、通常よりも細い針」などの治療方法を選択し最適な効果を得られるように努めています。

針の説明
敏感な手首~指には下の針のような、針の太さ0.1ミリの針を使い患者さまの負担が最小限になるように配慮しています。
中指のばね指治療例
症状により温灸もおこないます。血流が改善されて筋や腱が緩みます。(中指のばね指の治療例)
ばね指治療例
ばね症状がある部分にはこのようなローラー針使います。(固まった腱をほぐす効果があります。)

手首の腱鞘炎の治療例
手首の腱鞘炎の治療例です。手首と肘に針をしています。
手のJRC施術部位
JRCは関節のゆがみを整えて腱にかかる負担を減らし症状改善に効果的です。
手首の腱にローラー針をかけています。
手首の腱にローラー針をかけています。

・このページの症例はあくまでも当院の臨床上の経験であり、同じ症状や病名でも人により効果に差があります。