座骨神経痛の鍼灸治療

mt式温灸器
mt式温灸器

一か月判程前より、坐骨神経痛で立ち上がり腰に体重がかかると右のお尻から太ももから足先にかけてしびれて痛む70代女性の訪問鍼灸を1週間に一度の頻度で行っています。

 

近所の病院でレントゲンを撮り、お医者さんからは、「腰の骨が磨り減っていて神経を圧迫している」と説明を受け痛み止めの注射を腰に一週間に2回の頻度で行っています。

 

鍼灸と注射の併用治療を継続的に行っているものの、4回ほど治療した時点では(発症してから一か月経過)患者さん曰く「感覚的には、4割ほど楽にはなった気がするが、腰をまっすぐに伸ばすと足にかけてのしびれて痛む感じが強くなり前かがみの姿勢でないと生活できない、また、足先の冷えが強くつらい」との事でした。4回の鍼灸治療直後もしびれた痛みの著しい変化がなく「薄皮をはがすような感じの微々たる改善」を認める程度でした。

 

そこで、5回目より治療内容を変え、神経痛で、滞っているの血液循環を促して、足のしびれた痛みを軽減する目的で、温灸器で温める治療を加えました。治療は、患者さんを右上の側臥位の状態にして、神経痛の原因部位である腰椎と仙骨、おしりの筋肉の凝っている部分や押して圧痛がある部分を一ヶ所1分位温灸で温めるようにしてみました。

 

すると、温灸を始めて10分経過すると患者さんが「先生、足のしびれた痛みが弱まってきました」と言われました、5分ほど丹念に温めると「しびれた痛みが感じなくなって足が温かい感じがします。」と言われ自覚症状の改善がみられました。治療が終わり、立ち上がると「多少しびれた痛みを感じるものの治療前よりも足が軽くなりました。」と言われました。

 

今回の座骨神経痛のような血流の滞りがある症状には温灸が効果的であった症例でした。

 

鍼灸について

温灸と座骨神経痛

この、症例はあくまでも、当院の臨床経験に基づくものです。同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。針灸の一般的な効果を意味する部分とは、異なる箇所もあります。