お腹を整え気分爽快!

当院では、胃腸の症状に対してお腹に針や温灸を行い弱っている胃腸の働きの回復を促して症状の改善を目指します。

胃腸の症状は、主に胃の不快感・鈍重感、食欲不振、腹痛、下痢、便秘などの症状を治療する場合もありが、慢性的な肩こりや腰痛、精神的なストレスによる落ち込みイライラ、めまいや耳鳴りなども、胃腸の症状(胃腸の具合が悪い方が多いです)を整えることによって、自律神経や免疫力、ホルモンの働きが回復し症状の改善に効果的なことがあります。

また、開腹手術による縫合部の癒着で胃腸の働きが低下している場合にも針灸治療は効果が期待できます。

最近の腸内環境の研究では、腸「第二の脳」、「人体最大の免疫器官」などとも言われています。

 

「腸の働きにまつわる針灸治療との関連性」

  1. 脳(腸と脳が影響し合い心をコントロールする。)ストレスで下痢をするといったことがあるように、脳の影響で腸の具合が悪くなることを経験している人は多いと思います。逆に、腸の具合が脳に影響を及ぼしていることもあります。脳は特定の神経伝達物質と結合することでスイッチが入ります。脳は、特定の神経伝達物質と結合することでスイッチが入ります。例えば「ドーパミン」が増えると快感を感じ、「セロトニン」が増えると幸福感が高まります。これらの神経伝達物質は主に腸内で作られ、血液を介して脳まで移動し、脳のスイッチを押しています。精神的なストレスによるイライラ、気分の落ち込み、下痢や便秘は、針灸をお腹にすると改善するのは脳と腸の関係からみるとなるほどと納得できます。                     
  2. 免疫力(体内の免疫細胞の約70%が小腸と大腸に集中!)ウイルスなどの外敵から体を守る「免疫細胞(白血球の仲間たち)実は、体内にある免疫細胞の約70%が小腸と大腸に集中しています。特に小腸には病原菌などから体を守る免疫細胞の一つ「リンパ球」の約50%が集中しています。また、大腸には約20%にあたる免疫細胞があり、腸内細菌の働きに大きく関係しています。針灸治療を長年受けている患者さんの中に、「風邪を引かなくなった」「長引かなくなった」とのお声を頂くのも頷けます。

胃腸の症状や慢性的な肩こりや腰痛、精神的なストレスによる落ち込みイライラ、めまいや耳鳴りなどにもお腹の具合を整える針灸治療はおすすめです。

 

 

参考文献

辨野義巳「めざせ!快腸生活」スタイルアサヒJULY2016第82号7月号P3

 

 


お腹のツボ
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はり
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お灸(箱灸)
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