肩こりの置き針

肩こりの針灸治療後、治療効果の持続と症状の軽減を目的に、当院では、パイオネックス・ゼロを使った置き針治療を加えています。肩こりは、肩のこりがあるところに直接貼っても効果がありますが、手や腕の付け根、大胸筋やお腹、足などにある、肩こりに関連性のある、ツボを加えるとさらに効果的なことがります。過去にも、置き針のページなどで、肩こりの置き針例などを紹介したことがありましたが、今回は、デスクワークの「前傾姿勢でおきる肩こり」の置き針の貼付例を説明したいと思います。

置き針

まず、デスクワークにより肩こりが起きるメカニズムを考えてみると、前傾姿勢に伴い、頚の位置も、前傾になります。頚の位置が前傾になったぶんだけ、頚を支える首や肩や緊張が強くなって肩こりが起きていると考えられます。当院では、頚を支えているのは、頚肩の筋肉と、間接的には、体幹や四肢の筋肉も関わりがあると考えています。そのため、頚肩のこりの部分の置き針と間接的に頚肩を支えていると考えられる体幹や四肢のツボにも置き針を貼り筋肉を緩め肩こり治療の効果を高めるようにしています。

置き針
置き針

デスクワークによる肩こりの場合に使う主なツボのです。反応がある、ツボや筋肉のこりがあるところに置き針をします。上手く置き針が貼れるとからだの動きがスムーズになることが実感できます。当院では、置き針(パイオネックス・ゼロ)を使ったセルフケアも指導しています。お気軽にご相談下さい。

この、症例はあくまでも、当院の臨床経験に基づくものです。同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。針灸の一般的な効果を意味する部分とは、異なる箇所もあります。