顔面神経まひは、顔面の神経が麻痺することにより顔面の筋肉が動かせなくなります。症状は顔の片側にあらわれます。
主な症状は…
①完全に閉眼ができなくなる。洗顔などがしずらい。
②涙が出る。目が乾く。
③口から食事がこぼれる。
顔面神経まひは三叉神経痛のような痛みはありませんが、口や目の動きがまひするため日常生活に支障が生じます。また、外見上の問題もあり精神的なストレスも非常に強く感じる病気です。
顔面神経まひは、原因により「ベルまひ」と「ハント症候群」によるものに分けられます。
ベルまひ…
原因はあまりはっきりしていませんが単純性ヘルペスウィルスが原因だと最近の研究では有力な説です。比較的治りやすく後遺症が残りにくい症状です。
ハント症候群…
帯状疱疹ウィルスが原因で、耳鳴りやめまいも生じることもあります。ベル麻痺に比べて治りにくい病気です。
顔面神経まひの施術は、症状の改善を目的にまひ側のお顔の血流を促します。
①鍼
まひ側のお顔のこわ張った皮膚を中心に、顔、頭、肩に鍼をします。接触鍼も使ってこわ張りのある皮膚を緩めます。
②温灸
鍼のそばに台座灸をして血流を促します。温灸器やホットストーンも使って、顔、頭、肩を温めます。
●鍼・台座灸
●ホットストーン
●温灸器・接触鍼
●鍼・台座灸
●ホットストーン
●温灸器・接触鍼
当院では、顔面神経まひによる、お顔のこわばり(後遺症)にも、鍼灸を行っております。お気軽にご相談ください。