手根管症候群は、別名「トンネル症候群」とも言われています。妊娠や更年期の女性が多いことからホルモンの乱れが原因とも考えられています。また、パソコンなど手首を長時間使う人たちにも症状の訴えがあり手首にかかる負担も一因だと考えられます。
鍼灸やJRC(関節可動回復矯正法)は手根管症候群の症状には効果が期待できる手技だと考えております。
お困りの方は、「一度、おためしください。」お気軽にご相談お待ちしております。
小指を除いた手指のしびれ。
筋力の低下進行すると洋服のボタンがつかみづらくなります。
指を支配している正中神経が手首の硬くなった靭帯に圧迫されたために起きる症状です。手首の靭帯は、手根骨とトンネル状の管(手根管)を形成しています。手根管の中には先ほどの正中神経以外に指を動かす9本の腱が通っています。
手根管症候群は、手首の屈筋支帯という靭帯に疲労が蓄積して硬くなり、その下を走行する正中神経を圧迫して手指のしびれや筋力低下をおこします。
治療は、「硬くなった靭帯を緩め正中神経の圧迫を開放すること」が大切です。
浅めの針や、ローラー針で硬くなった靭帯をほぐし正中神経の圧迫を軽くします。また、温灸をして血流を改善し、新陳代謝をはかり、症状回復につとめます。靭帯を軟らかくした後で、手指の関節のJRCを行い、関節を動きを整え靭帯の柔軟性を高めます。
その他に、症状の回復を妨げていると考えられる全身の筋肉や関節のバランスを針灸やJRCで整えて症状の回復に努めています。
症状
3か月前より右手がしびれてうすい膜をかぶったような感じになったとのこと。近所の整形で頚の牽引をしていたが変わらず一日中しびれていて困ってしまうとのこと。
治療と経過
手くびにローラー針と温灸器をした後、手くび~肘~肩関節にJRC矯正をしました。
くび肩やせなかの筋肉も張って硬くなっていたので針灸治療をして手くびの症状改善をうながします。1回目の治療で約3割くらい楽になったとのこと。1週間に2回の治療で10回治療をしてしびれが無くなったので治療を終了にしました。
針
ローラー針
温灸器
手首のJRC
このページの症例はあくまでも当院の臨床上の経験であり、同じ症状や病名でも人により効果に差があります。