体の疲れは、一晩寝れば回復する程度のものから、半年以上疲れがとれない慢性疲労症候群のような重い症状のものまであります。疲れが溜まると体や心も重くなり仕事や生活にも支障が生じるようになります。疲労を気軽に考えず疲れを感じたら体を休めることが大切です。
当院では、針灸治療で、みなさまの疲労回復のお手伝いをさせていただいております。また、体質的に、風邪をひきやすい、お腹を壊しやすい、肩が凝りやすい、疲れやすいなどの病気にかかりやすい体質の方には、免疫力を強めて病気になりにくい体する針灸治療は、おすすめです。
疲れには、精神的な疲労、肉体的な疲労があります。肉体的な疲労に比べ精神的な疲労の方が、疲労が回復するまでの時間がかかる傾向にあります。
当院では、慢性的な体のつかれ・虚弱体質・体質改善に対して、針灸を中心にJRCを組み合わせた治療で、血流改善、筋肉の緊張緩和、関節の動きの回復をはかり自律神経のバランスをととのえます。自律神経のバランスが良くなると免疫力(回復力)が強まり疲れにくい体になります。
体の反応がある、ツボに針をしたり温灸で温めて、血液の循環をうながし、局所にたまっている疲労物質と新鮮な血液の交換が行われるようにします。疲れにくい体質への改善が期待できます。
針灸で、筋肉のこりや過度な緊張をゆるめると体の動きが軽くなります。
JRCで、動きが悪くなっている、頚、背骨、仙腸関節の動きを回復させます。関節の動きが回復すると血流、筋肉の緊張、自律神経の働きが活性化します。
針灸やJRCの治療をすることで、自律神経のみだれの回復を促します。自律神経の機能が良好であると、免疫力も強くなり病気になりにくい体になります。
針灸治療を続けていると、体の回復力が強まり機能的になるので…
上の図のような体質の変化も実感できるようになると思います。また、近年、増えている「VDT症候群」にも効果的です。慢性的な疲労がつづく「慢性疲労症候群」のかたも治療をおすすめします。ご相談下さい。
*症例は、患者さん個人が特定されないよう、内容に変更を加えております。
症状
もともと疲れやすい体質であったが12年くらい前に団地に引っ越した。そこでの近所づきあいが多くそのためか、だんだん疲れがつよくなり睡眠をとっても疲れが抜けない感じがする。特に疲れが強くなると「ドキドキ」動悸がする。肩もいつも凝っていて風邪もひきやすい。動悸は20代のころより発症している。
治療
問診と身体診察により胃腸の働きが弱い体質であることが考えられた。胃腸の働きが弱いと食物の消化吸収能力がおちて、からだが栄養不足になり疲れやすくなるので胃腸の働きをととのえることを最優先にして、肩こり、動悸も治療する。近所づきあいによる精神的なストレスも疲れの原因であると考えられるので乱れた自律神経の調整をしてこころの疲れも治療する。
経過
治療直後はあまり変わらないとのことでしたが、翌日の朝目覚めた時に、いつもよりからだが軽く感じ肩のコリもあまり気にならなかったとのことでした。現在一月に一度のペースで治療をしています。動悸も無くなったとのことです。
針治療
箱灸
温灸器
JRC
この、症例はあくまでも、当院の臨床経験に基づくものです。同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。針灸の一般的な効果を意味する部分とは、異なる箇所もあります。