当院では、患者さまの症状の原因を把握するために東洋・西洋医学でおこなう検査法を用いています。主に行っている検査法について説明します。
脈診・・・東洋医学では、患者さまの手首を施術者の指で押さえて動脈の拍動を指で感じその様子から、臓腑の活力やからだのバランスが崩れている場所をとらえます。(青丸の部分に指を当ててからだの状態を調べます。)
立位の状態で、腰の動き、背骨の動き、くび肩の動きを調べ、からだの前後、左右、上下、のバランスを把握し症状の原因を考えます。慢性症状は、からだ全体のバランスがくずれていることがあり、とても大切なテストです。
・前屈や後屈をして関節や筋肉、経絡のバランスを調べます。
・側屈をしています。からだの左右の偏りを調べています。
・からだの動きで症状の原因を調べます。
・後屈で体の前傾の程度をしらべています。
運動器の疾患に用いられる検査法です。患部に負荷をかけて起きる反応から原因をみつけます。当院では、体に無理のない範囲の検査ですので安心してください。右の図は、フィンケルスタインテストです。手関節を曲げて手首に痛みが出るようであれば腱鞘炎です。
施術者の指で、筋肉の緊張状態や皮ふの温度、ツボの反応などを触診により調べます。症状のある部分や腹部や背中を調べます。
自律神経失調症の場合は、右の図のような部分を触診してからだの状態を調べます。
①お腹・足(からだの抵抗力や血液の流れ、ストレスの蓄積の度合いなどをしらべます。)
②あたま・肩まわり・うで(あたまの疲れ具合、自律神経の緊張の度合いなどを調べます。)
③背中・腰(筋肉の硬さから肉体の疲労度をしらべます。)